古マイセン／アシエ1777年『手紙を持つ羊飼いの女』超美品大型フィギュリン1級品 美術品・アンティーク・コレクション

【サイズ】
高さ：約20cm 幅：約7.5㎝

【状態】
1880年代のアンティーク品としては奇跡的な状態の良さです
女性の胸元とエプロン裾のレースがごく僅かに欠けている以外は
欠けや割れ、ヒビ等ない奇跡的な状態の良さです
写真にてご確認ください。

ドイツで購入しました、
『手紙を持った羊飼いの女』大型フィギュリンです

こちらはアシエが1777年のマイセンでの作品群としては
晩年に近い作品F73です

アシエがデザイナーとしてその一時代を築き上げた
集大成ともいうべき代表作の1つかと思います

日本ではあまり馴染みがない羊飼いと庭師ですが
ヨーロッパでは専門職として、その地位は高く
かなりプロフェショナルな職業とみなされています

18世紀のヨーロッパではロココ様式から脱却して
新古典主義が広がっている時代です

新古典主義は自然を写実的に捉える作品が特徴ですが、
それは物事をありのままに捉えることで
その中になる普遍性を具現化するという考えです

その普遍性とはやはり溢れる生命力ともいうべき
生への賛歌ではないかと私は感じています

私は特に鳥籠を肩に乗せて、子羊と一緒にいる
羊飼いの女性の逞しさと明るさが大好きです

またご存知の方もいらっしゃると思いますが
ケンドラー原型の「羊飼いの女」とこちらの
作品は非常に繋がりが深い作品です

この「羊飼いの女」はケンドラーにとっても
非常に重要な作品の1つですが

その作品はケンドラー原型の作品へのオマージュとして作られました

アシエの「手紙を持った羊飼いの女」の女性の顔が
ケンドラーの「羊飼いの女」にとても似ています

現在、「花摘みの女」も出品していますが
そちらはどう見てもアシエらしい顔の造形なのに比べて
こちらの「手紙を持った羊飼いの女」は
ケンドラーの顔だなぁと、お感じ頂けるかと思います

ぜひ比べてみて、その違いなども楽しんで頂けたら幸いです

こちらは1880年代と約140年前の作品ですが
女性の胸元のレース、エプロンの裾のレースに
ごく僅かの損傷がある他は奇跡的な状態の良さです

お持ちいただいて損はない逸品です
ぜひこの機会にマイセンの素晴らしいフィギュリンを
間近でご覧ください